師子吼如来(ししくにょらい)、獅子の咆哮のように教えを説く仏さまと、恐れない心
「獅子吼(ししく)」という言葉を、聞いたことはありますか。獅子(ライオン)が、百獣の王として、堂々と吠える様子から、「仏さまが、恐れることなく、力強く教えを説く」 ことを、たとえた言葉です。師子吼如来(ししくにょらい)は、その名のとおり、獅子の咆哮のように、迷いを打ち破る、教えを説く如来 として、名前が伝えられています。
「獅子吼(ししく)」という言葉を、聞いたことはありますか。獅子(ライオン)が、百獣の王として、堂々と吠える様子から、「仏さまが、恐れることなく、力強く教えを説く」 ことを、たとえた言葉です。師子吼如来(ししくにょらい)は、その名のとおり、獅子の咆哮のように、迷いを打ち破る、教えを説く如来 として、名前が伝えられています。
天の太鼓が、雷のように、遠くまで、響きわたる。天鼓雷音如来(てんくらいおんにょらい)は、そんな、壮大な名前を持つ、密教(みっきょう)の仏さまです。名前の意味は、「天の鼓の、雷のような音」 。仏さまの教えが、あらゆる場所に、力強く響きわたる様子を、たとえた言葉と、説明されます。
つぼみが、ゆっくりと開き、大きな花が、咲きほころぶ。開敷華王如来(かいふけおうにょらい)は、そんな、花の開花を、思わせる名前の、密教(みっきょう)の仏さまです。「開敷」は、「花が、開き広がる」こと。「華王」は、「花の王」。名前の意味は、「花が、開き広がる、王」 です。南方の仏さまとして、「修行(しゅぎょう)」、つまり、努力を重ねて、花開く時期を、象徴します。
朝日が昇る東の方角に、宝の旗が、高く掲げられている。宝幢如来(ほうどうにょらい)は、そんなイメージで語られる、密教(みっきょう)の仏さまです。「幢(どう)」とは、旗のこと。名前の意味は、「宝の旗」 です。東方の仏さまとして、「悟りを目指す心が、生まれる」という、始まりの意味を、担っています。
「不空成就(ふくうじょうじゅ)」という言葉は、少し難しく聞こえます。でも、意味を知ると、とても心強い名前です。「空しくなく、成し遂げる」。つまり、「やろうと決めたことを、確かに、やり遂げる」という意味です。不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい)は、密教(みっきょう)の五智如来(ごちにょらい)のひとりで、北方を守る仏さまです。
黄金色の身体で、手に宝の器を持つ。宝生如来(ほうしょうにょらい)は、密教(みっきょう)の五智如来(ごちにょらい)のひとりで、「宝を、生み出す」という名前を持つ、南方の仏さまです。名前だけ聞くと、金運の仏さまのように思えますが、その教えの中心は、もっと深いところにあります。
奈良の東大寺(とうだいじ)にある、あの大きな大仏さま。修学旅行や、家族旅行で、一度は見上げたことがある方も、多いでしょう。あの大仏さまが、毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)です。「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」とも書かれ、「光を、あまねく照らす仏さま」という意味の名前を持っています。
青い身体に、静かに大地に触れる右手。阿閦如来(あしゅくにょらい)は、青い光に包まれた、落ち着いた姿で知られる仏さまです。阿弥陀如来(あみだにょらい)や、薬師如来(やくしにょらい)に比べると、名前を聞く機会は、少ないかもしれません。でも、密教(みっきょう)の中では、とても大切な、東方の仏さまです。
「仏さま」と聞いて、多くの人が、最初に思い浮かべる存在。それが、釈迦如来(しゃかにょらい)かもしれません。仏教のはじまりとなった人物で、歴史上、実際に生きていた、と考えられています。奈良や京都の名だたるお寺に、その像が祀られているだけでなく、「お釈迦さま」という愛称で、日本人の暮らしに、深く溶け込んでいます。
奈良の大仏さま、高野山(こうやさん)、東寺(とうじ)の立体曼荼羅(まんだら)。どれも日本を代表する仏教の名所ですが、そこに共通して関わる仏さまがいます。それが、大日如来(だいにちにょらい)です。「太陽」の名を持ちながら、太陽をも超えて、宇宙そのものを表す、スケールの大きな仏さまです。