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仏さま

白虎(びゃっこ)、西の空を守る四神の白い虎と、秋の実り

雪のように白い毛並みに、金色の目。白虎(びゃっこ)は、西の方角を守る、四神(しじん)のひとつとして、古くから、大切にされてきた神獣です。秋、収穫、強さと、潔さを象徴します。お寺の仏さまとは、少し違う系統ですが、日本では、古墳の壁画や、都づくり、歴史の物語の中に、その名前が、登場します。

青龍(せいりゅう)、東の空を守る四神の青い龍と、春の芽吹き

青く輝く、龍の姿。青龍(せいりゅう)は、東の方角を守る、四神(しじん)のひとつとして、古くから、大切にされてきた存在です。春や、成長、若々しい生命力を、象徴します。お寺の仏さまとは、少し違う系統の存在ですが、日本では、古い時代から、神社や、古墳、暮らしの中に、その姿が、息づいてきました。

師子吼如来(ししくにょらい)、獅子の咆哮のように教えを説く仏さまと、恐れない心

「獅子吼(ししく)」という言葉を、聞いたことはありますか。獅子(ライオン)が、百獣の王として、堂々と吠える様子から、「仏さまが、恐れることなく、力強く教えを説く」 ことを、たとえた言葉です。師子吼如来(ししくにょらい)は、その名のとおり、獅子の咆哮のように、迷いを打ち破る、教えを説く如来 として、名前が伝えられています。

無能勝明王(むのうしょうみょうおう)、誰にも打ち負かされないと名づけられた、不思議な明王

「無能勝(むのうしょう)」という名前を、初めて聞いた方も、多いと思います。読み方は「むのうしょう」。「能く(よく)勝つものが、無い」、つまり、「誰にも、打ち負かされない」 という意味の名前です。無能勝明王(むのうしょうみょうおう)は、密教(みっきょう)の明王のひとりで、剣や、武器を持って、迷いや、障害に、立ち向かう姿で、表されます。

天鼓雷音如来(てんくらいおんにょらい)、北の空に響く天の太鼓の仏さまと、安らぎの境地

天の太鼓が、雷のように、遠くまで、響きわたる。天鼓雷音如来(てんくらいおんにょらい)は、そんな、壮大な名前を持つ、密教(みっきょう)の仏さまです。名前の意味は、「天の鼓の、雷のような音」 。仏さまの教えが、あらゆる場所に、力強く響きわたる様子を、たとえた言葉と、説明されます。

開敷華王如来(かいふけおうにょらい)、蓮の花が開くように努力が実る、南方の仏さま

つぼみが、ゆっくりと開き、大きな花が、咲きほころぶ。開敷華王如来(かいふけおうにょらい)は、そんな、花の開花を、思わせる名前の、密教(みっきょう)の仏さまです。「開敷」は、「花が、開き広がる」こと。「華王」は、「花の王」。名前の意味は、「花が、開き広がる、王」 です。南方の仏さまとして、「修行(しゅぎょう)」、つまり、努力を重ねて、花開く時期を、象徴します。

宝幢如来(ほうどうにょらい)、東の空に旗を掲げる仏さまと、悟りを志す心の始まり

朝日が昇る東の方角に、宝の旗が、高く掲げられている。宝幢如来(ほうどうにょらい)は、そんなイメージで語られる、密教(みっきょう)の仏さまです。「幢(どう)」とは、旗のこと。名前の意味は、「宝の旗」 です。東方の仏さまとして、「悟りを目指す心が、生まれる」という、始まりの意味を、担っています。

不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい)、願いを成し遂げる北方の仏さまと、恐れを払う手

「不空成就(ふくうじょうじゅ)」という言葉は、少し難しく聞こえます。でも、意味を知ると、とても心強い名前です。「空しくなく、成し遂げる」。つまり、「やろうと決めたことを、確かに、やり遂げる」という意味です。不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい)は、密教(みっきょう)の五智如来(ごちにょらい)のひとりで、北方を守る仏さまです。

金剛手菩薩(こんごうしゅぼさつ)、金剛杵を手に仏さまを守る菩薩と、仁王のつながり

手に、雷のような形の道具を持ち、堂々と立つ姿。金剛手菩薩(こんごうしゅぼさつ)は、その名のとおり、「金剛(こんごう)を、手にする者」という意味の、菩薩です。金剛とは、ダイヤモンドのように、決して壊れない、堅い力のこと。仏さまと、その教えを、力強く守る存在として、密教(みっきょう)では、とくに大切にされています。

薬王菩薩(やくおうぼさつ)、苦しみに良薬をくださる菩薩と、薬上菩薩の兄弟の物語

薬師如来(やくしにょらい)は有名ですが、「薬王菩薩(やくおうぼさつ)」という名前は、あまり聞き慣れないかもしれません。薬王菩薩は、名前のとおり、「薬の王」という意味を持つ菩薩です。人々の、心と体の苦しみを、やわらげるために、良い薬を与えてくださる、と信じられてきました。